HOMETEXT .

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赤い快感の跡 シャワー、見えない場所、確認 #カク

「こんな跡だらけの身体で誘ってくるなんて、趣味が悪いのう」

 カクは、立ったまま壁に手をつくウカの背中に散った赤い花弁をなぞりながら、吐き捨てるように言った。ウカは動揺した様子もなく淡々と「そういう任務なんですから、致し方ないじゃないですか」と説明する。もちろんわかってはいるが癪だった。カクが「さすがにシャワーは浴びてるじゃろうな?」と恐る恐る問うと、ウカは肩越しに振り向き無言でカクを睨む。カクは「すまん、すまん」と形式的な謝罪の言葉を口にしながら、両手をするりと移動させ、胸の膨らみに手を添える。まだふにふにと柔らかい突起を指で摘まんで転がすと、ウカはさすがに前を向いた。同時に、ウカの髪がはらりと流れ、露わになったうなじにも、背中と同じキスマークを見つけてしまう。

「こいつ、自分じゃ確認できない場所にばかり……」
「そん、ッぁ、なに……ついて、ます、ッんぁ」

 喘ぎながら訝しむウカにカクは違和感を覚える。そして聞いてしまう。

「なァ、ウカ、お主こんなにここが好きじゃったか?」問いながら、両の先端をカリカリと指で掻くようにすると、ウカは背中を仰け反らせながら「ァぁああっ」と声を漏らした。身体を無理矢理握って、搾り取ったような声だ。カクの嫌な予感は的中する。額に青筋が浮かぶのが分かった。

「随分と育ててもらったようじゃなァ?」
「そっ、んあぁっ! や、ちが」
「違わないじゃろ。よかったのう、気持ちいいところが増えて」
「ひど、いです、ッ!」

 カクがウカの足の間に硬くなった己を滑らせると、なんの抵抗もなくするりと動く。胸しか弄っていないのにこれか、とカクはまたイラついた。

「こんなに濡らしておいてよく言うわ」
「こ、これはッ! 先、輩に会え、たッ、からぁ!」

 思わずカクの手が止まる。ウカはここぞとばかりに「仕事でのセックスと恋人とのセックスは違うにきまってます」と言い切った。

「そ、そんなのわからんじゃろ?」
「ひどいッ!」

 もう少し確認せんと、カクは言いながら愛撫を再開し、顔が見られない体位で良かったと胸をなでおろす。

title by icca
おしまい

官能小説,長編・連作,ONEPIECE,adlut night 940字 No.49 

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