HOMETEXT .

名前変換登録:苗字 名前
苗字:
名前:  

カテゴリ「adlut night」に属する投稿19件]3ページ目)

深夜の甘い背徳 舌を這わす、濡れてる、立ったまま #カク

 開け放たれた窓から夏の夜風が入ってくる。生ぬるい風は火照った頬を、首を、背中を冷やしてはくれなかった。ウカは、どうしてこんなことになったんだろう、と考えなしでものを言う自分を恥じる。窓に背を向けて、窓の桟に肘を置くことで、なんとか立っていられた。股の間にはカクの頭があって、カクはさっきから一心不乱に、そこにある突起を舌を這わせている。もう、どれくらい時間が経ったろう。
 舐められてイったことがない、と漏らしてしまったのが良くなかった。それを聞いたカクは肩眉を上げて「へえ」と笑って、そのあと、「じゃあ」と言った。そうしていま、窓際に立たされて、ひたすら責め立てられている。窓を開けたのは「暑いから」だったけど、絶対違う。私はさっきから、いやらしい声が外に漏れないように、必死に唇を噛んでいる。
 はじめは、こんなもんかな、と思った。気持ち良くないわけではないけど、そこまででもない。舌を突起にぺたと密着させて、そっと震わせ、上下に揺らす。段々刺激が強くなる。でも、それがずっと、五分、十分と続いても私はいけなくて、私が申し訳なくなって「もういいよ」と言ってもカクはやめなかった。

「その気遣いのせいでいけんのじゃろ。わしのことは玩具とでも思っとれ」

 そういった後のカクはこれまでは準備運動でした、と言わんばかりに、舌先でひたすら突起を押し潰すように弄ってきた。じわじわと蕩けていた突起には酷な刺激で、膝ががくがくと震える。カクの顎が自分の股から流れるもので濡れていくのが、また情けなく「も、いい、のに」と途切れ途切れに頼んでみても、カクはやめてくれなかった。充血した突起を、れろ、れろ、とゆっくり嬲って、ぴん、ぴんと舌で弾いて、毎回、そのたび、私の身体が跳ねるのを確認して楽しんでいるように見えた。「カクぅ……」と私が甘えた声を出すと、カクは「はあ、仕方ないのう」といったん口を離して立ち上がり、私の後ろの窓を閉めてくれる。さっきまでずっと咥えられていた突起が、解放されたのにかえって、うずうずとして、腰がもぞもぞする。

「じゃあ、本番じゃな」

 私が嘘でしょというために息を吸った瞬間、カクはまた陰核への愛撫を再開した。唇と舌を使って、膨らんだ突起をさらに吸いながらぐりぐりと追い詰めるような動きは、さっきまでは手加減されてたんだと私にわからせようとする舌遣いで。
 私は窓が閉まった安堵もあり、「あああぁアあぁぁあっ!」と絶叫してあっけなく果ててしまった。崩れ落ちそうになるのをカクが両手で支えている。ぴくぴく震えるそれを、カクがよしよし、とでも言うように、舌で撫でる。果てたばかりの身体にはそれだけでも辛い刺激で「いった、いったよ。ありがとう」と掠れた声で言うのだが、カクはまだ私の股に顔をうずめたままで、私を狂わすそれを、自由にしてくれない。嫌な予感とそれは同時に襲ってきた。

「アあぁぁあ゛あっ! あッやあ゛っ! い゛ッだあ、からあ゛!」

 ぢゅ、ぢゅ、ぢゅ、と壁に押し付けられるようにカクの柔らかい舌と唇が迫ってくる。逃げ場のない私はカクが満足するまでひらすら喘ぐしかなかった。

title by icca
おしまい

官能小説,長編・連作,ONEPIECE,adlut night 1363字 No.44 

無遠慮の作法 手首を掴む、オモチャ、優しくして #カク

 彼は、彼が十三歳の時にわたしについうっかり欲情してしまってからは、ふっきれたのか月に一度か二度、私の躰に触れるようになった。はじめはおずおずと、歳を重ねるほどに段々と遠慮がなくなって、今は堂々たる風情すらある。
 何の用途でわたしがここに在るのか、わたしにはわからない。わたしにはぱさついているが髪があり、関節がある程度曲がり、古布で拵えられた簡素なワンピースが着せられていた。瞼はない。彼以外に愛された記憶もない。
 わたしが思い出せるのは、八歳の彼が乱雑に積まれた古いシーツや書物、オモチャの剣やピストル、壊れた椅子やベッドなどを器用に避けながらわたしのそばにやってきて、大きな丸い目をさらにまんまるくしたこと。それ以来、彼はちょくちょくやってきて、時にはわたしが他の誰にも見つからないよう周到に隠して、蜜月の日々を過ごした。

「ルッチが意地悪なんじゃ」

 時折、涙目の彼がわたしの胸に顔をうずめてぽとりと呟くことがあった。訓練が辛いとか、怪我をした、とか。そんなときはいつだって、震える背中をこの手でさすってあげたいと思うのだが、わたしはわたしの躰を動かせないのでもどかしい。声も出ないので、仕方なくただひたすらに、がんばれ、がんばれ、と念じた。思うだけのわたしの思いは、彼になんの影響も与えなかったのだろうが、彼は自分の力できちんと生き残った。そして定期的にわたしに会いに来た。
 彼がつるつるとしたわたしの固いおなかに吐精したのは、満月の夜だった。彼は荒かった息が落ち着くと、急いでそれをぬぐって、転がるように、でも音もたてず、物置から出て行ってしまった。そんな彼の様子から、彼はもう来ないかもしれないなと気分が沈む。彼が拭ったところだけがまだぬるくて、それがとてもさみしい。
 そんな夜から一か月くらい経ったある日、彼は私の様子をうかがうようにやってきた。この前はなんだかなし崩しに始まって、あれよあれよという間に終わったけれど、今度は彼の明確な意思を感じた。頭の上で動かない手首を掴まれる。ワンピースは捲られて、今日は胸まで露わだ。そうしてから、彼はわたしのささやかな膨らみにそっと頬を寄せた。冷たい躰が彼の熱を奪っていくが、どう頑張っても、彼と同じ温度にはならない。少し前まで、彼は布越しに同じことをしていたのに、布一枚はだけられるだけで、彼の身体に籠っていく熱を如実に感じられた。
 彼がこうした行為に及ぶのは、もっぱら嫌なことがあった時らしく、時に荒々しいこともあった。壊れて困る躰ではないのだが、冷静になった彼が傷つくのではないかと気が気ではなかった。でも不思議なことに、私がもう少しだけ優しくして欲しいなと思うと、彼ははっと我に返って落ち着きを取り戻し丁寧な所作になる。まさか私の声が聞こえているのかなと思ったこともあったが、彼と会話が出来ることはなかった。彼は静かに、彼の気が済むまで、わたしの冷たい躰に自分の熱を移していくだけだ。
 彼がわたしに会いに来なくなって五年が経った。それは彼に嫌なことがおこっていないということだろうし、そうでなくても、彼がわたしを抱きしめなくてもよくなったのなら、それで良い。ただ、物置は少しずつ片づけられていて、遠くに聞こえていた作業音が少しずつわたしに近づいていた。五年前、彼はわたしを布で覆っていったが、彼以外の人間に見つかるのも時間の問題だろう。見つかればおそらくきっと処分されるだろうから、その前に一度でいいから会いたかった。でも、思うだけのわたしには、何もできない。
 とうとうその日がやってきた。その人間は、すたすたとまっすぐ私に近づいてきた。物置は、以前よりずっと歩きやすくなっているのだろう。何の迷いも感じない歩みだった。その人間は布をとって中身を改めようともしなかった。元々ゴミ置き場のようなものだったから、それも仕方のないことだ。少し驚いたのは、その人間がわたしを抱きかかえるように持ち上げたことだ。そしてすぐにもっと驚くことになる。

「間に合って良かった。会いたかった」

 わたしも、と抱きつきたかったが、わたしはわたしの躰を動かせないし、やっぱり声も出ないので、仕方なくまたひたすらに、わたしも、わたしも、と念じた。

title by icca

おしまい

官能小説,長編・連作,ONEPIECE,adlut night 1813字 No.43 

花蜜と甘露 媚薬、とろとろに、抱き潰す #シャカ

「ちょっとした実験に付き合ってもらえないか」

 正(シャカ)様からそう頼まれて、私は二つ返事で了承した。シャカ様のラボについていくと、錠剤二つと水を渡される。それを飲んだらここに座って欲しい、とたくさんのセンサーとモニターでごちゃごちゃとした椅子に着席を促され、慌てた私は錠剤をさっと口に放り込み、水で流し込む。自分が何を飲んだのかわからないまま。
 座るとシャカ様が自ら私の指先や首筋、こめかみや足首、胸元などにセンサーを張り付けてくださった。貼りつけるたびに、モニターがブン、と低い音を立てて起動していく。詳しいことはさっぱりわからないが、心臓をモニターしている画面だけはわかった。それにしてもさっきから、やけに喉が渇く。身体も、なんだか熱い。

「じゃあ早速、君の身体のデータを取らせてもらおう。項目はもうスポンサーから指示されているんだ。肌に触れた時の反応、口内に指を入れた時の唾液の量、反応した乳首のサイズと固さ、……ああ、陰核もか」

 シャカ様はまるで今日の夕飯の献立を羅列するみたいだった。表情はフルフェイスのマスクのせいでさっぱりわからない。

「しゃ、シャカ、さま……?」
「ほう。君は興奮すると、そんな顔をするんだな」

 失礼、他意はない。シャカ様が事も無げに続けて、私は自分が何の実験台にされているのか最悪の想像をした。その最悪が、これから現実になるのかどうしても確かめたい私はシャカ様に今更の愚問をぶつける。「わたしは何を飲んだのでしょう?」と。

「俗にいう媚薬だろう。『パートナーをとろとろにして抱き潰したいあなたへ』とある」
「そ、んな」
「ほう。ウカはわかるか? 私はとんと疎くて」

 シャカ様は先ほど私が飲んだ錠剤が入った瓶を眺めながらため息をついた。

「生憎「とろとろ」も「抱き潰す」もさっぱりだ」

 生体反応はモニターしているから危険はない。辛そうだからさっさと済まそう、とシャカ様はてきぱきとシャツのボタンを外して私の胸を露わにする。たまらず手で隠そうとするが「どうした?」と心の底から不思議そうに問われると、恥ずかしがっている自分がおかしいような気になってきて、諦めて手を体の横に下ろした。シャカ様は定規を手にすると、痛いくらいに屹立した乳首にそっとあてがう。スチール製の定規は冷たくて、びくんっ、と身体が跳ねた。

「普段は何ミリかわかるか?」
「そ、んなの……わか、りませ、んんッ」
「ふむ。段取りを間違えたな。こういった実験は初めてで」

 シャカ様はいたって真面目に、真剣に取り組まれているようだから、研究の一環だというのに、ひとりいやらしく反応している自分がひどく悪いことをしているような罪悪感が芽生える。ひとまず今とれるデータだけでも取っておくか、と呟いたシャカ様は、定規をあてがっていた突起をそっと指で摘まんだ。

「んあぁッ!」
「普段よりどうだ? 固さは増しているか? 快感は?」
「わ、ァっ。た、たぶん、ぁんんッ」

 固さをしっかりと確かめたいのか、親指と人差し指を擦り合わせるように何度も動かされる。たまらずもぞもぞと足を動かしてやりすごしたが、今度は、左右で差はあるのかと、胸の両端を同じようにして確かめられた。

「あああッ、それッむりぃッ」

 はやく、おわって。
 私は目をぎゅっと瞑って、暗闇の中、自分の声とは思えない嬌声を聞き続けた。

title by icca

おしまい

官能小説,長編・連作,ONEPIECE,adlut night 1467字 No.42 

嬋娟と為れ 鳴かせる、とろけた顔、ごほうび #カク

「ほら、舐めて」

 ベッドに腰かけたウカは、同じベッドの上で赤ん坊のように身体を丸め、歯を食いしばるようにして息をするカクの口元に自らの中指を差し出した。カクの瞳からはいまだ反抗的な色が消えない。噛みつかれるかも、とウカはぞくぞくした。そして、噛みついてきたらどうしてやろうか、と思案する。陰茎の根元を縛った可愛らしいリボンを解いてやろうか、いやいや、それではごほうびだ。ぬるぬるにした空いている手で、先端をこねくり回してやろうか、いやそれよりも、ハンカチをローションに浸してそれで嬲るほうがいいか。考えているうちに、噛みついてくれないかなとさえ思う。
 残念ながら、カクは大人しくウカの指を舐めた。丁寧に舌を這わせて、口に含んで吸った。歯があたることすらない。ウカは、残念、と思った自分に思わずふふ、と笑ってしまって、カクに勘違いさせてしまう。

「何、笑っとるんじゃ」指から口を離してカクがウカを睨む。
「ああ、違う違う。ごめんね、カクのことじゃないよ」
「この、状況で……、わし以外のことを考えるなんて、ッ、それも失礼じゃろ」

 ああ、その通りだとウカは素直に白状する。

「もし指に噛みつかれたら、どうしてやろうって、考えてた。ペナルティをね。でも、上手に舐めてくれたから、それが嬉しいやら残念やらで」

 カクは、ほっとしたのか、ぞっとしたのかわからない。ひとまず噛みつかなくてよかった、とは思う。ウカはふやけた中指をカクの後孔にそっと這わせた。そして穴に飲み込まれている器具をコツン、と爪で叩く。それだけで、カクが「ふう゛ッ!」と声を漏らし、身体をびくつかせた。

「鳴かぬなら、鳴かせてみよう、だっけ? いい言葉だなあ」

 声を漏らしてしまったカクがまたウカを睨む。ウカはそんなのお構いなしに、カクの髪を撫でながらちゃんと自分でぎゅうぎゅうしてたんだね、えらいね、と声をかける。ウカの言葉に、カクの顔がほんの少し蕩けていく。
 理性と本能とを行き来するこの瞬間。ウカはこれが見たくて今日もカクを苛む。

title by icca

おしまい

官能小説,長編・連作,ONEPIECE,adlut night 916字 No.41 

肉の修惑 煽らないで、喘ぐ、おおきい #カク

「わあ、おっきい」

 自分のブツに柔らかい手指を這わせながら股の間で無邪気に笑う彼女は、自分の知らない彼女だった。焦点の定まらない潤んだ瞳をこちらに向け、緩んだ艶やかな唇からは赤い舌が覗くような錯覚を覚えた。色なんて、判別できない暗闇だというのに。

「どんっだけ飲んだら、こんなになるんじゃ」
「たくさんだよお、たくさん、たくさん」

 彼女は今日、友人の独身最後の夜を祝うパーティーに参加するのだとはりきって出かけた。男子禁制、女だらけのバチェロッテパーティー。帰りは迎えに行くかと聞いてみたものの、男子禁制だから! と断られ、仕方なく部屋で彼女を待つことにした。そしたらこれだ。よくこの足取りで辿り着いたなと感心するほどの千鳥足。普段、節制している彼女からは想像がつかない。

「楽しかったあ、楽しかったあ、からあ、たくさん飲みましたあ」

 肩からずり落ちるカーディガンもそのままに床に座り込む彼女をなんとか抱えて浴室に放り込む。

「わかった、わかった。ほら、シャワー浴びて、歯を磨いて、寝るったら寝る」

 なんとか寝る支度を整えさせ、まだ乾ききらぬ髪もそのままに、ベッドに寝かせたら、これだ。

「はあ、カクのおっきいね~。なんで?」
「そんなとこにおるからじゃろ」
「うそお! わたしがさわるまえからおおきかったよお」

 なんでそこだけしっかりしとるんじゃ、こいつは! 苛立ちが募る。酒で火照った身体から香るボディクリームの香り、汗で首筋に張り付いた髪、湿った熱い吐息と、覗く鎖骨、組み敷いたら絶対に抵抗できないだろう力の入らない身体、そういったものを見せつけられて、反応するなというのか、こいつ。

「のう? あんまり煽らんで欲しいんじゃけど」
「あおる?」

 彼女の身体は、液体と疑われる猫と同じように、自分の腰から下に隙間なくフィットした。股間に血が集まって、ドクドクと脈打つのが分かる。彼女はそれに頬を寄せて、違う生き物みたいにビクビクと跳ねるそれを楽しんでいる。

「酔っ払いと寝る趣味はないんじゃ」最後の抵抗。
「酔ってないよ!」

 酔っ払いの常套句だ。頭が痛い。

「ねえ、カク。しよ。したい。ほしい。いれて? ねえ、いいでしょ? うずうずしてるの、ここ」

 普段の彼女なら絶対にしてこないねだり方に、カクの中で何かが弾けた。彼女の脇下に手を入れて、股の間から引っ張り出す。頭が並んだら、すかさず後頭部に手を添えて、半開きの唇をこじ開けるように舌をねじこんだ。

「んんんんんんんぁあ、あっあ」
「まだキスしかしとらんぞ。随分喘ぐのう」
「きもちい、もっと」

 試しに、開いた片手で胸をまさぐり、固くしこった突起をぐりぐりと弄ぶ。

「あ、んんんんッ、ああ、あ、いい、きもちい、もっと! もっと、いじってえ」

 揺れる腰を抱き寄せると、脚を絡め下半身を擦り付けてくる。酔いが醒めたら。彼女はどうなるのかと想像して、カクはまた一層自身が固くなるのがわかった。煽ったのは彼女だ。覚えていても、そうでなくとも。

title by icca

おしまい

官能小説,長編・連作,ONEPIECE,adlut night 1327字 No.40 

Powered by てがろぐ Ver 4.7.0. Powered by Charm.js