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カテゴリ「adlut night」に属する投稿19件]2ページ目)

赤い快感の跡 シャワー、見えない場所、確認 #カク

「こんな跡だらけの身体で誘ってくるなんて、趣味が悪いのう」

 カクは、立ったまま壁に手をつくウカの背中に散った赤い花弁をなぞりながら、吐き捨てるように言った。ウカは動揺した様子もなく淡々と「そういう任務なんですから、致し方ないじゃないですか」と説明する。もちろんわかってはいるが癪だった。カクが「さすがにシャワーは浴びてるじゃろうな?」と恐る恐る問うと、ウカは肩越しに振り向き無言でカクを睨む。カクは「すまん、すまん」と形式的な謝罪の言葉を口にしながら、両手をするりと移動させ、胸の膨らみに手を添える。まだふにふにと柔らかい突起を指で摘まんで転がすと、ウカはさすがに前を向いた。同時に、ウカの髪がはらりと流れ、露わになったうなじにも、背中と同じキスマークを見つけてしまう。

「こいつ、自分じゃ確認できない場所にばかり……」
「そん、ッぁ、なに……ついて、ます、ッんぁ」

 喘ぎながら訝しむウカにカクは違和感を覚える。そして聞いてしまう。

「なァ、ウカ、お主こんなにここが好きじゃったか?」問いながら、両の先端をカリカリと指で掻くようにすると、ウカは背中を仰け反らせながら「ァぁああっ」と声を漏らした。身体を無理矢理握って、搾り取ったような声だ。カクの嫌な予感は的中する。額に青筋が浮かぶのが分かった。

「随分と育ててもらったようじゃなァ?」
「そっ、んあぁっ! や、ちが」
「違わないじゃろ。よかったのう、気持ちいいところが増えて」
「ひど、いです、ッ!」

 カクがウカの足の間に硬くなった己を滑らせると、なんの抵抗もなくするりと動く。胸しか弄っていないのにこれか、とカクはまたイラついた。

「こんなに濡らしておいてよく言うわ」
「こ、これはッ! 先、輩に会え、たッ、からぁ!」

 思わずカクの手が止まる。ウカはここぞとばかりに「仕事でのセックスと恋人とのセックスは違うにきまってます」と言い切った。

「そ、そんなのわからんじゃろ?」
「ひどいッ!」

 もう少し確認せんと、カクは言いながら愛撫を再開し、顔が見られない体位で良かったと胸をなでおろす。

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おしまい

官能小説,長編・連作,ONEPIECE,adlut night 940字 No.49 

こんどはぼくの番 好きにして、上手、お返し #カク

 私はなんでも「初めて」が好き。だって「初めて」はいつまでも「初めて」のままでしょう?初めての彼女、初めてのキス、初めてのセックス。「初めて」は絶対に塗り変わらない。
 だから、一人入った酒場のバーカウンターでたまたま隣の席にいた、人懐っこいカクくんと盛り上がって、安宿になだれ込んでみたらカクくんが「実は、……シたことなくての」と言葉を濁すから、内心それだけで心が躍った。
 ただ、確かにカクくんは若いだろうけど、顔も小さくて、肌もきれいで、手足が長くて、初対面の私と安宿に一緒に来れちゃうコミュ力で、そんな機会がなかったなんて正直信じられない。でも、信じられないけど、嘘を言うメリットも見当たらなかった。

「そうなの? 全然見えないね! あっ、変な意味じゃないよ?」
「その、機会がなくて」

 ベッドの上で胡坐をかきながら、いまさら俯いて恥ずかしそうにしているカクくんが私は可愛くて仕方がない。私は彼のすぐ隣に座って「じゃあ、初めは私が触ってもいいかな?」とカクくんの耳をくすぐるように問うと、カクくんは黙って頷いた。
 私は、カクくんに横になってもらうと、服を脱がせて下着姿になってもらう。私も同じように服を脱いで添い寝し、出来る限り肌を密着させた。そのまま他愛のない話をしていると、緊張して強張ってたカクくんの身体が体温で少し緩むのがわかる。「あのドラマ面白いよね」と会話を続けながら足を絡めると、カクくんの身体がびくん、と跳ねた。

「ごめん、ごめん。いきなりだったね」

 そんなこと、本当は微塵も思っていない。私は「そのまま、寝てていいよ」と声をかけて、身体を起こすとカクくんの下着に手をかけた。するり、と脱がしたいが、主張するモノのせいでなかなかうまくいかないので、ソレにそっと手を添える。カクくんは腕で真っ赤になった顔を覆って、隠すようにしていた。
 下着を脱がすと、ビンッ、と跳ね返るカクくんにゆっくり舌を這わす。こういうのも初めてだろうか。軽く咥えながら「こえもはひめへ?(これも初めて?)」と質問すると、カクくんは激しく首を縦に振った。そういうことなら、あまり刺激するのはやめておこう。

「じゃあさ、今度はカクくんが好きにしていいよ」

 私はカクくんの隣に再度横たわり、攻守交替を告げた。カクくんは涙目になりながら、はあはあと肩で息をしていて、やりすぎたかな? と不安になったけど「じゃあ」と身体を起こした。

「……、キスは?」

 遠慮がちに聞いてくるカクくんの不安そうな表情に子宮がぎゅっとなった。「していいよ」と答えると、カクくんはおずおずと唇を重ねてくる。フレンチ・キスかなと油断していたがカクくんは意外にも舌を絡めてきた。え? え? と驚いている隙に手を恋人のように握られ、思わず握り返してしまう。舌が触れ合うたびに身体がぴくりと跳ね、手に力がこもる。
 それに気づいたのか、カクくんは執拗に私の舌を追いかけてきた。
 ぷは、と唇を離す頃には、私の方が肩で息をする羽目になっていた。

「じょ、上手すぎない?」
「お姉さんがいやらしいだけじゃろ?」

 「童貞相手にこんなに気持ちよさそうにしとるんじゃから」カクくんは照れながらも、先ほどとは打って変わって、余裕の表情だ。

「さっき舐めてもらったからの。お返しじゃ」

 カクくんは躊躇なく私の股に顔をうずめようとするので、慌ててそれを制した。ビギナーには色んな刺激が強すぎるに決まってる。「最初は指がいいな」とお願いしたら「そうか」と素直に応じてくれた。

「手のひらを上に、中指をそっと入れてみて?」

 私は身体を起こしてカクくんの手を取ると、そっと秘所まで誘導した。カクくんの指が入り口を割って入ってくると、自分でも思った以上に濡れていてびっくりする。カクくんが「キスだけでこうなるんじゃの?」とニヤニヤしているのが悔しい。
 カクくんの指は長くてごつごつして、でも、わたしのそこは、カクくんの指を難なく飲み込んでしまった。一本しか入ってないのに存在感がすごい。自分の意志に関係なく、きゅ、きゅ、と痙攣して、カクくんの指を締め付けている。そのたびにカクくんがわざわざ「おっ、きゅっきゅしとるの」と無邪気に言うからすごく恥ずかしかった。そろそろ抜いて、と言おうかと思ったらカクくんが「もっと気持ちいところがあるんじゃろ?」と言いながら、中指をくっと折り曲げた。

「んああああっ!」

 瞬間、びくんっ、と身体が弓なりに大きく仰け反って腰が浮いてしまう。カクくんは「おお、噂は本当なんじゃな」と変に冷静で、私の羞恥心を余計に煽った。

「ちょ、なんで……」
「童貞でも知識はあるもんで」

 そう言ってカクくんはまた私の弱いところをぐにぐにと刺激してくる。

「やっ! まっ、て! あ゛ッ! ああ゛ッ!!」

 私はカクくんの手首を掴んで必死に乞うことしかできない。私の身体がカクくんは中指、たった一本に屈服し始める。こんなの、初めて。

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おしまい

官能小説,長編・連作,ONEPIECE,adlut night 2124字 No.48 

理知の散佚 声にならない、絶頂、絡める #ルッチ

 私たちはシーツの中で言葉を交わさない。なぜなら、彼が言葉を発さないから。ロブ・ルッチは人とまともに口が利けない変人だ。うっかり付き合ってしまった私も変人だとパウリーにはからかわれ、カクさんには「がんばるんじゃぞ」と憐みの目を向けられる。

 ルッチは事に及ぼうとするときは決まって『おれは羽を休めてくるぜ。あとは若い二人でよろしくやんな。ポッポー』などという台詞を使ってハットリをどこかに逃がし、そのあとは無言を貫きとおす。必然的に、彼は目で語る、いや命じることになるのだ。

 『脱げ』『舐めろ』『開け』『黙れ』『逃げるな』『イけ』
 決して言葉で言われているわけじゃないのに、彼の目がわたしを射抜いて、わたしを屈服させるから、今日もまた、私だけひとり喘ぐことになる。私の声しか響かない部屋の、なんと虚しいことよ。やだやだやだやだ。どんなに私が声を上げたところで、彼が「嘘をつくな。いや、じゃないだろう?」「こっちはそんなふうに見えないけどな」などと卑猥な台詞で煽ってくることもない。ただ指を器用に動かして的確にイイところを責めてきながら、黒い瞳がふたつ、無言で見つめてくるだけだ。

 見られるだけ。
 言葉にしたらそうかもしれないけれど「視線が刺さる」とか「舐めまわすような視線」とか言われることだってあるし、見られるって結構「力」に近い。私はそれを体の芯で実感している。
 目をそらしても、ルッチが私を見ているのが分かる。それがわかると、わたしはぞくぞくして、ナカがぎゅうっとなって、その収縮を楽しむようにルッチが抽送を速めていく。奥に、奥に、さらに奥に。柔らかく解して、とろとろにして、もしかしたらルッチと付き合わなかったら、死ぬまで暴かれなかったんじゃないかという場所をとん、とん、とノックされて。
 私は声にならない声をあげ、今日何度目かの絶頂を迎えた。

 少しだけ意識が飛んでいる間に、私の身体は清められて毛布にくるまれていた。目を覚ますと、隣に横たわっていたルッチと目が合う。もぞもぞと身体を動かして手を伸ばすと、柔らかく指が絡められた。

「ねえ今、私のこと愛しいな、ってそう言ってるでしょう?」

 ルッチが何も言えないのをいいことに、私は勝手に、彼の愛の言葉を捏造する。

title by icca
おしまい

官能小説,長編・連作,ONEPIECE,adlut night 1003字 No.47 

貫きざまに噛む 花を散らす、征服欲、後ろから #カク

 ねえまた跡つけてるでしょう? と問われ、カクはしまったなと思いつつ、ウカの背中に花を散らし続けた。ウカの言い方が責めるようなものではなかったし、責められたとしてもやめるつもりはなかったからだ。返事をしないでいたら、ねえなんでつけるの? と素朴な疑問を投げかけられ、カクはウカの背に唇を寄せたまま口を開く。

「プリンに名前、書くじゃろ?」
「冷蔵庫の?」
「そう、冷蔵庫のプリン」

 私はプリンだったのかあ、と呑気な声を出してるウカだったが、カクが股の間の割れ目をそっと指でなぞると、ぬるりと滑り、ほんのわずかに腰が揺れた。つぷ、とそのまま指を沈めていくと、ウカがぷるぷると小刻みに震えナカをびくつかせる。
 後ろからウカの蜜壺をかき混ぜるように指を動かし、カクは考える。本当はもっと「これは自分のものだ」と示したい。冷蔵庫のプリンに名前を書くだけでは足りなすぎる。シャツやハンカチにイニシャルを刺繍するように。首輪でつないでその首輪にハートの錠をかけたら、リードで引いて常に隣に置いておく。
 ふと、快楽で縛るのもいいか、と指を増やしながら思いついた。きつく閉じた肉壁をゆっくり指でひらくようにしながら馴染ませていくと、ウカは腰を揺らして快楽を逃がそうとするので、空いていた手で腰を掴む。ウカのびく、びくとした震えが、ナカだけでなく腰からも伝わってきて心地よい。
 こうやって自分なしではいられない身体に躾けてしまえば……、そこまで考えてカクはそっと首を振った。
 カクは考えるだけで実行しない。いつも思い浮かべては踏みとどまっている。人の身体と心は、すぐに壊れることを知っているからだ。それでも『わしのじゃろう?』とは決して聞かない。彼女が『うん』と言わなかったときのことが、カクは恐ろしくて仕方がない。
 尋ねるかわりに、柔らかく解した秘所へ固くそそり立ったモノをあてがって、ずぷずぷと腰を沈めていった。ぎゅうっときつく収縮してくる感触を楽しみながら、彼女の背中に上半身をぴたりと密着させてゆっくり抽送を繰り返すと「あ゛ッ、そ、そこばっかり! やめ゛ッ、てッ」というウカのくぐもった甘い叫びが鼓膜を優しく揺さぶってくる。
 そうか。こうしながら聞けば、彼女の喘ぎ声が「うん」と響くかもしれない。思いついて、カクはまた首を振る。結局無言で、最奥をトントンとノックしながら彼女の肩口に噛みつくようなキスをして、今日もこのどうしようもない征服欲を満たす振りをする。

title by icca
おしまい

官能小説,長編・連作,ONEPIECE,adlut night 1090字 No.46 

ショコラ・ノワール 甘い声、素直になって、かわいい #カク

 カクは、彼女の手が自分の短い髪を何度も何度も梳くのが好きだった。びくん、と体が跳ねるのにあわせて彼女の指がカクの頭皮をぎゅ、と掴む。また何もなかったかのように彼女の指がカクの頭を撫でていく。
 彼女がこうして髪を梳いてくれるのは、カクが彼女の胸に顔をうずめているとき。ベッドに寝転んで向き合ったら、彼女のふわふわしたふたつのまあるいやわらかいものに頬を寄せる。すると、とく、とく、と優しい音がしてカクは心から安心する。
 と言いつつ、指はどうしても、そのやわらかいものの中心でつんと、上を向く突起をくりくりと弄りまわしてしまうのだが。戯れのつもりが、カクはいつもやめられなくて、そのうち彼女がカクの頭を両手でぎゅう、とかき抱くまでがセットだ。
 あまりに指で弄りすぎるとヒリヒリとして気の毒だろうと、カクは頃合いを見て、それの一方を口に含んで舌で転がすことにしている。毎回飽きもせず「いっぺんに舐められたらいいのにのう」と残念そうに言うのだが、そのたびに彼女の悩ましい甘い声が漏れてきて、カクは密かに満足感を覚えていた。「ふやけちゃう……」彼女が小さな声でそう呟いたら、もう一方に唇を寄せて、唾液でてらてらと光る方をまた指ではじく。
 ちゅうちゅうと赤ん坊のように無心で乳に吸い付くこの時間、彼女は必ず「かわいいね」と言うのだが、カクはそれが彼女の合図だと知っている。
 「かわいいのはウカじゃろ~」「おっぱいだけであんあん喘いで」「腰が揺れとるの、ばれとるぞ」「下はどうなってるんじゃろうなァ」「素直におねだりしたらいいじゃろ」舌で乳首をこねながら意地悪な言葉を重ねていくと彼女がぞくぞくと鳥肌をたてていくのが分かるのに、カクはわからないふりをして、もうしばらく飴玉を転がす。

title by icca
おしまい

官能小説,長編・連作,ONEPIECE,adlut night 799字 No.45 

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